キラキラ

目をあてたくないほども一部。クローゼットの最果てから更新中。

君も世界の骨の一部

一人で生きていきたい、生きていけると思っていた時期があったし、もう誰も私とは生きてくれないだろうとも思っていた。そんな考えじゃなければ生きていくことはままならなかった。一人ぼっちって、孤独ってこれなんだろうとすこし自嘲していた。
人は一人では生きていけないっていうのは規模説があると思う。本当に自分が殻を塞いで誰も踏み込んでこないようにしているところに、救世主の如く現れた人間によって浄化されたように救われたなんてそんなにあることなのかもしれないけど、絶対じゃないよね。それよりずっと私を取り巻いているものから考えると、住んでいる部屋を貸してくれている人とか、スーパーの店員さんとか、私の布団を作ってくれた人とか、私を会社にいれてくれた人とか、電車の運転手さんとか、私の好きなティーンズラブの漫画を描いてくれた人とか、私の生活すべてを回してくれている人がいて始めて私は私を営むことができるように思う。今日も周りと同じ正常なふりして生きていける。それが私の日常。でも、最初の救世主っていうのは私の表面を保つための土台である精神的な部分を大切にしてもらったという肯定によって成り立つものだと思う。例えば、辛い時期に読んだ小説とか、漫画とか、チャットで話した知らない人とか。私が今日まで私を動かし続けることができているのは今に至るまで私に直接的ではないかもしれないけど、ある意味においては直接的に支えてくれた人がいてくれたからなんだ。だから、巡りめぐっていらないと思っていた捨てたいと投げ出していた私も誰かの支柱になれたらと思うよ。君もきっとなれるよ。それは目に見えるところばかりではないかもしれないけれど、君はちゃんと世界の一部。